財団法人立川市地域文化振興財団 インタビュー
■ギタリストたちの饗宴2007 (2007年9月)

荘村清志、福田進一、鈴木大介、大萩康司、マリア・エステル・グスマン、といった豪華出演者をそろえ、特別ゲストとして小沼ようすけをむかえた、今回の立川特別企画「ギタリストの饗宴2007」。
その中で、最年少ながらも確かな技術で、将来のクラシックギター界を担うと注目されているギタリスト「大萩康司」に注目し、プロフィールとともにインタビューを紹介いたします。

【大萩康司プロフィール】
宮崎県出身。
9歳より母の影響でギターを始め、萩原博、フォレストビルミュー ジックアカデミー(福岡市)にて中野義久に師事。同アカデミーのマスタークラスにおいて、福田進一に指導を受け、高校卒業と同時に渡仏。パリのエコールノルマルに留学後、翌年からパリ国立高等音楽院で学ぶ。98年、ハバナ国際ギター・コンクールにて第2位受賞。同時に「レオ・ブローウェル作品最優秀演奏賞」を受賞。20005月、アルバム『11月のある日』でCDデビュー、同7月東京文化会館でデビュー・リサイタル。20029月にプラハにて協奏曲デビュー(アランフェス協奏曲)。20032月ワシントン・ケネディ・センターでアメリカ・デビュー。その模様は全世界へ向けてインターネット同時配信された。2002年から4年間イタリアのキジアーナ音楽院にてオスカー・ギリアに師事、最優秀ディプロマを獲得。これまでに6枚のCDをリリース。そして、10月に自身初の映像作品であるDVD『鐘のなるキューバの風景』とキューバでのライブを収録したCD『ハバナライヴ 2005』をリリース。TV出演、ラジオ、雑誌での露出多数。


Q1−今回特別ゲスト小沼さんってどんな人ですか。(キャラクターやギター技術や音楽性 など)
ギターの技術は言うまでもなく、どんな音楽に対しても、その旺盛な好奇心と吸収力であっという間に彼自身のものにしてしまう力があると思います。演奏しているときの集中力も,隣で演奏していて気持ちいいほど音楽に入りこんでいます。それと対照的に、普段演奏以外で会うときには、とってものんびりしてて,そのギャップがとても「いい感じ」です。

Q2−当日の「ギタリストの饗宴」はどんな演奏会になりますか。(したいですか)
どんな演奏会になるかは一人でやるときも、その会場ごとに雰囲気も精神状態も演奏も全く別のものになるので、「お楽しみに・・!」としか言えないのですが、会場に来てくださった皆様が、コンサートが終わったときに、笑顔でいられるような演奏会にしたいです。

Q3−前回の「ギタリストの饗宴」覚えていらっしゃいますか。そのときの感想などを教えてください。
かなり盛りだくさんの内容で、こんなにたくさん聴いたらお腹(耳)いっぱいになるだろうな〜という感じでしょうか。何よりとにかく楽しく終われた事はしっかり覚えています。

Q4−今回の出演メンバーの印象を教えてください。
今回私が一番年下なので、よけいな事言って怒られないように(笑)、皆さんすごく良い方々です!! 共通しているのは、一人一人良い意味で個性が強烈で、ユーモアも満載なので、話だけでも面白いです。演奏は更に・・・・!!

ありがとうございました。