FARET TACHIKAWA ART

no.065

川俣 正

Tadashi Kawamata

size
3365×5525×1215mm
material
galvanized steel, steel
倉庫 storage

川俣正は古い建物を廃材で囲む、水辺に小屋をつくるなど、幻覚的ともいえる空間を風景のなかにつくってきた作家です。物置きを街中に置いたりもします。彼は街を歩き、街や建物に隠された記憶や意味を、木の断片や小屋の配置によって新しく見せようとするのです。街というキャンバスに描かれた美しい線が、都市と時間がもつ激しくなつかしい関係を知らせてくれるのです。

川俣 正/日本

Tadashi Kawamata/Japan

1953-

1953年北海道生まれ。1984年東京藝術大学博士課程満期退学。1982年、28歳でヴェネツィア・ビエンナーレの参加アーティストに選出される。その後、ドクメンタなど欧米を中心に活躍。1987年デストロイド・チャーチ(カッセル/ドクメンタ8)、1992年プロジェクト・オン・ルーズベルト・アイランド(ニューヨーク)、1997年椅子の回廊(パリ)などで高い評価を獲得する。2005年横浜トリエンナーレ総合ディレクター、1994年~2005年東京藝術大学先端芸術表現科教授を経て、現在、パリ国立高等芸術学院教授。

2012年度 文化庁芸術選奨文部科学大臣賞。2014年フランス文化芸術勲章(オフィシエ)を受章。

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