この演奏会は「フレッシュ名曲コン
サート」に出演される新進演奏家のPR
のために開催します。
公益財団法人東京都歴史文化財団
東京文化会館では、都内の区市町村及
び区市町村の指定する団体との共催に
より、「フレッシュ名曲コンサート」
を実施しています。この事業は、都民
の皆様に身近な地域で気軽にクラシッ
ク音楽等の名曲に親しんでいただく機
会を提供し、併せて新進演奏家の発
掘、育成を図ることを目的として開催
するものです。皆さまのご支援とご協
力をお願いいたします。
開催日時:2022年9月9日(金曜日)18:30開演(18:00開場)
会 場:たましんRISURUホール(立川市市民会館)小ホール
出 演:大崎由貴(ピアノ/東京文化会館 外部リンク)
料 金:入場無料・要申込/全席指定
予定曲目:ショパン/3つのワルツ 作品34
シューベルト/即興曲D.899 作品90 より 第1曲、第2曲
ラフマニノフ(コチシュ編)/ヴォカリーズ
ベートーヴェン/ピアノソナタ第23番 へ短調 作品57「熱情」
※演奏時間は1時間程度です。
※都合により、曲目・曲順が変更となる場合がございます。
※未就学児の入場はできません。
チケット受付
ムーサ友の会先行受付:7月12日(火曜日)
一般受付:7月14日(木曜日)
初日は電話のみ 10:00~
※初日は会館窓口での配布はございません。
※お一人様5枚までの受付。
※郵送不可。
※お求め前に必ずご一読いただきますよう、お願い申し上げます。
財団主催事業における「新型コロナウイルス感染症対策」とご来場のお客様へのお願い(リンク)
■たましんRISURUホール(立川市市民会館)
℡ 042-526-1311
来館・電話受付 9:00~20:00
プロフィール
大崎由貴(ピアノ/東京文化会館 外部リンク)
第18回東京音楽コンクール(2020)ピアノ部門 第2位〈最高位〉
広島市出身。第18回東京音楽コンクールピアノ部門第2位(最高位)。ソリストとして、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団と共演。ピアニストのイーヴォ・ポゴレリチ氏が審査員長を務める第4回マンハッタン国際音楽コンクールにて、特別金賞を受賞。第5回アルコバッサ国際室内楽コンクール(ポルトガル)最高位、併せてポルトガル作品賞受賞。アルコバッサ国際音楽祭に招待され、ピアノデュオでリサイタルを行う。第22回ピエトロ・アルジェント国際音楽コンクール(イタリア)第2位。広島大学附属高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部をアカンサス音楽賞、藝大クラヴィーア賞、同声会賞を受賞し卒業。令和2年度文化庁新進芸術家海外研修員として、ザルツブルク・モーツァルテウム大学修士課程を満場一致の最高点で首席卒業後、同大学ポストグラデュエート課程修了。2016年度宗次徳二海外留学支援基金、ヒロシマ平和創造基金、2019年度野村財団各奨学生。これまでに芹澤佳司、角野裕、ジャック・ルヴィエの各氏に師事。現在、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校にて非常勤講師を務める。
大崎由貴さんへのインタビュー
♪ ピアノを始めたきっかけは?
小さい頃、家で音楽がかかると必ず踊りだす様子を見た母が、近所の音楽教室に連れて行ってくれました。そこでしばらくリズム遊びなどを楽しんでいましたが、小学校に上がる頃、ピアノがやりたい!と言ったそうです。それからずっと、新しい曲を読んで弾くことがとにかく楽しかったのを覚えています。
ピアニストを目指そうと決めたのは高校2年の時です。
♪ 今年3月、オーストリア・ザルツブルクでの約5年間の留学より完全帰国されたそうですが、どのような想い出がありますか?
数えきれないほどの思い出があります。師事したジャック・ルヴィエ先生からは本当に多くを教わり、今後の音楽人生の指標になるような言葉をかけて頂きました。様々な国から同じように音楽を学びに来ている友人との出会いもかけがえのないものでした。
ハプニングや怖かった話もたくさんあります。スペインの田舎町にコンクールを受けに行ったとき、宿に向かうのに、終わりが見えないほどの広大な畑を突っ切らなければなりませんでした。街灯もなく、一歩先が見えない真っ暗闇の中でiPhoneのライトを頼りに歩いたあの時は、もう日本に帰れないかも…という考えが一瞬よぎりました。
♪ 今年4月からは、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校非常勤講師として着任され、指導者としてのご活躍も楽しみです。
まだ着任して間もないので試行錯誤の連続ですが、自分のひとことをきっかけに生徒さんの演奏がガラッと変化した時、苦労していたところが弾きやすくなった!と反応してもらえた時など、こちらも嬉しくなります。指導に携わるようになり、自分がこれまで、いかに素晴らしい先生方に巡り合うことが出来たのかということを実感しています。ピアノを弾くことを更に楽しいと感じてもらえるよう、指導者としても努力していきたいです。
♪ 大崎さんにとって「ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第2番とはどんな曲ですか?
この曲はピアノ協奏曲の中でも最も有名で人気のある曲の一つです。多くの人に愛されるだけあって、抒情的なメロディー、躍動感あるリズム、北の大地が思い浮かぶような壮大なオーケストラの響きなど多彩な魅力にあふれています。これまで何度も生演奏を聴いていますが、ラストにいくにつれ毎回鳥肌の立つような興奮を覚えます。その曲を、ついに自分が演奏できることになるなんて…と胸がいっぱいです。またラフマニノフが28歳の時に書き上げた曲だそうで、偶然にも同じ年齢の今の自分が演奏できることにも喜びを感じます。この名曲を、三ツ橋マエストロや東京交響楽団の皆様と共にお客様へお届けできることが待ち遠しいです。
♪ 将来の目標、今後の抱負を教えてください。
いろいろな場所で、たくさんの方に演奏を聴いてもらいながら生きていけたら幸せです。私のピアノを好きだと感じてくれる人が増えるよう、感性と技術を磨き、一つひとつの演奏会に心を込めて臨みたいです。
♪ 9/9(金)プレ・コンサート、11/13(日)フレッシュ名曲コンサートを聴きに来られるお客様に一言お願いします。
素晴らしい機会を頂き、たましんRISURUホール(立川市市民会館)9/9(金)小ホール、11/13(日)大ホールにて演奏させていただけることに感謝しています。プレ・コンサートではピアノソロを聴いていただけることも嬉しいです。皆様と楽しい時間を過ごせますよう、コンサートまで丁寧に準備していきたいと思います。ぜひ聴きにいらしてください。たくさんのご来場をお待ちしております!
大崎さん、インタビューへのご協力、ありがとうございました。
フレッシュ名曲コンサート
三ツ橋敬子/東京交響楽団「シェエラザード」
日時:2022年11月13日(日曜日)15:00開演(14:00開場)
※14:30~ 弦楽四重奏によるウェルカムコンサートを開催!
会場:たましんRISURUホール(立川市市民会館)大ホール
~詳しくはこちら~
主催:立川市/公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館
企画協力:公益財団法人立川市地域文化振興財団/東京オーケストラ事業協同組合