(募集)立川ゆかりの日本画家・邨田丹陵の謎を知る 研究成果を単行本にまとめ、子どもたちに読んでほしい!

日本画家・邨田丹陵にかかる研究をまとめた単行本を制作し、子どもたちをはじめ、より多くの方に、この地域資源である「宝」を立川の誇りとして知っていただき、語り継ごうとするものです。
このプロジェクトは、当財団の美術鑑賞事業の一環(自費出版)として、邨田丹陵の主な作品の図録をはじめ、邨田丹陵に関する美術資料等をもとに偉大な絵師の人生行路をあぶり出し、単行本「邨田丹陵 評伝」を発行することで、今後のさらなる研究の広がりに期待を寄せるものです
この制作等にかかる費用の一部について、「ふるさと納税」による寄附をお願いするもので、いただいた寄附を財源として活用して、令和8年度に発行し、立川市内図書館をはじめ、小中学校の図書室に寄贈させていただきます。
日本画家・邨田丹陵に関する研究をまとめた待望の単行本がいよいよ発刊へ―ご協力をお願いいたします。


邨田丹陵(むらた たんりょう)について

明治5(1872)年東京生まれ、昭和15(1940)年逝去、享年69歳。明治という新たな時代の幕開けの中、土佐派を継承し、日本画家として一時代において画壇の頂点を極める。「その生活を芸術化したい」と中央画壇を離れ、野にあって理想をもとめた。
関東大震災後、大正14(1925)年に北多摩郡砂川村(現在の立川市砂川町)に画室と居宅をつくり、昭和2(1927)年に砂川村に本格的に居を移した。この地で、邨田丹陵は、歴史教科書・歴史参考書等でおなじみの≪大政奉還≫(聖徳記念絵画館所蔵)の壁画を苦心の末、完成させ、地元町民をも大いに喜ばせた。また菊の懸崖作りにも丹精を尽くし、「小菊界では私の右に出る者はいないであろう」と豪語するほど有名となり、菊花展開催時には多くの来街者・見物客でにぎわった。「衆と共に生きる」とし、地元住民からも愛された。
邨田丹陵は、やまと絵師・土佐派画家・歴史画家・武者絵画家・従軍画家・日本画家・有職故実家・小菊界の王座名人など、その時々で様々な言われ方で紹介されてきた。


財団では、地域に眠る資源・資産を掘り起こし、地域の誇りとなるコトづくりを推進しようと、美術鑑賞事業の一環として、立川にゆかりのある日本画家・「邨田丹陵」に焦点あて調査研究を行い、作品展覧会の開催や講演会等の実施に取り組んできているところです。
こうした中で、邨田丹陵にかかる展覧会や講演会等を重ねるごとに、邨田丹陵をもっと知りたいとの声をいただくようになりました。
そこで、財団では、これまでの調査研究の成果をまとめることとし、「立川ゆかりの日本画家・邨田丹陵の謎を知るプロジェクト」として、邨田丹陵の生涯をつづった単行本の制作(主な丹陵作品の図録入り)に取り組むこことしました。
より多くの方々に「立川ゆかりの日本画家・邨田丹陵」を知っていただき、地域の大事な資源・資産を広める取り組みにより、文化振興はもとより地域活性化につながることを願っているところです。
制作にあたり、立川の子どもたちに読んで知ってもらうため、新作単行本を学校図書室や市内の図書館に寄贈してお届けしたいとの想いから、その所要額について、ガバメントクラウドファンディングを活用するものです。原則、返礼品なしの寄附ですが、多摩地域の方はもとより、多くの方に邨田丹陵を知っていただこうと、市外在住の一定額以上の寄附者に対し、新作単行本をお礼の品としてお届けする枠組みを設けることとしました。


ご支援いただいた寄付金は、邨田丹陵にかかる研究成果をまとめた単行本の制作費用費等の一部に活用させていただきます。
使い道は、子どもたちに立川の宝・邨田丹陵を知ってもらいたいとの一心で、制作した単行本を市内小中学校の図書室、市内図書館等に寄贈させていただきます。
※目標額に達しなかった場合でも、本プロジェクト事業に活用させていただきます。
※目標額を上回った場合は、制作費等に充当し、多摩地域の近隣図書館等に単行本を寄贈いたします。


本プロジェクトに関する詳しい情報とガバメントクラウドファンディングのお申込みは こちらから
(ふるさとチョイスホームページへ進みます)
申込期間:令和7(2025)年10月6日~12月31日


お問合せ
(公財)立川市地域文化振興財団 TEL.042-526-1312(平日9:00~17:00)